■渥美饒児 公式サイト

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沈黙のレシピエント
沈黙のレシピエント (JUGEMレビュー »)
渥美 饒児
病死した老人の資産が架空口座に移され、何者かの手によって引き出されていた。
旧知の新聞記者からその事実を聞かされた刑事一課の武藤は、事件のにおいを感じ取り密かに捜査を開始。
しかし、先手を打つかのように週刊誌に捜査情報の記事がリークされる。正体不明のフリージャーナリストに追いたてられるかのごとく、事件にのめりこんでいく武藤。
事件はやがて殺人へと発展し、犯人は逮捕された。だが、なおも不審を捨てきれない武藤の前にフィリピンでの臓器売買の暗部が浮かび上がる……。
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原子の闇 上 - 被曝隠蔽 (中公文庫)
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東名玉突き事故の過失者として妹を亡くした鷹野は、その死に不審を覚え、真相の
究明に乗り出す。ネットで知り合った新聞記者恵子と調査を続けるうちに、次々と怪
しげな関係者たちが現れ、妹が実際には、殺されたことを知る。
そしてその殺人の裏には、妹の恋人が巻き込まれた原発事故隠蔽が絡んでいた!
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原子の闇 下 - 利権争奪 (中公文庫)
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渥美 饒児
妹の事故は、原発事故の隠蔽にかかわるものだと知った鷹野は、妹の恋人合田とと
もに黒幕の正体を探りにかかる。しかしその真相は深い献金汚職の闇に閉ざされてい
た。厚い壁の存在に焦る鷹野と合田。
 原発事故で被曝した合田は日に日に弱り、残された時間は少なくなっていく。果た
して事件の全貌を暴くことはできるのか!
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ジャパン・シンドローム
ジャパン・シンドローム (JUGEMレビュー »)
渥美 饒児
静岡県、東名高速三ヶ日インター付近で起きた深夜の八重衝突。
この事故で妹を失った鷹野浩司は、妹の突然の車線変更が
事故原因だと知らされ不信を抱いた。なぜ、慎重な妹が?
真相を明らかにすべく調査を始めた鷹野は、事故車両から宇宙服の
ような防護服に身を包んだ人物が逃走したという目撃情報を得る。
次第に明らかになる東海電力「静浜原発」の大規模放射能漏れ事故、
そして原発利権に群がる企業と政治家による隠蔽工作。
新聞記者宮沢恵子、事故で被爆した合田耕三の協力を得て、鷹野は
孤独な闘いを挑む・・・・・。
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十七歳、悪の履歴書―女子高生コンクリート詰め殺人事件
十七歳、悪の履歴書―女子高生コンクリート詰め殺人事件 (JUGEMレビュー »)
渥美 饒児
1988年(昭和63年)11月25日午後8時30分、〈女子高生誘拐事件〉は起こった。その後41日間におよぶ暴行・監禁後、少女は惨殺された上にドラム缶にコンクリート詰めされた。事件から15年が過ぎて、加害者4人中、3少年はすでに出所している。密室の中で何が行なわれ、なぜ少女は虐殺されなければならなかったのか。
 少年たちは、突然にこの凶行を行なったのではない。彼らが凶行にいたる人生の中で、家庭が、友人が、学校が、警察が、1人の人間として真剣に体を張って彼らと向き合っていれば、こうした事件も未然に防がれたと思われる。このことは本件のみに留まらず、近年増加する少年犯罪に共通することのように思われるのだ。
 少年事件が起きるたびに、家庭の責任、学校の責任、社会の責任が口にされる。いつから日本は人間不在の国になってしまったのか……。
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ジョン・レノンをめぐる旅―ニューヨーク感傷旅行
ジョン・レノンをめぐる旅―ニューヨーク感傷旅行 (JUGEMレビュー »)
渥美 饒児
ニューヨークは世界中の目をひきつける街である。
著者はそこに世紀末を生きる人間の姿を求めて
旅立った。スノッブなディスコ、モダンアートといった
ニューヨークの表相を縦糸に、ジョン・レノンの思い出
を横糸として紡がれており、60年代からの著者の
精神史が旅行記を通じてみずみずしく描かれている。
             (1990.4.18読売新聞)
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孤蝶の夢―小説北村透谷
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渥美 饒児
恋愛至上主義と芸術至上主義、そして『内部生命論』より
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ミッドナイト・ホモサピエンス (JUGEMレビュー »)
渥美 饒児
第21回文藝賞受賞作品
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嘆く。 やがて彼は、野生の動物たちをオリに閉じこめ
て見世物にする人間の身勝手を思い知る。
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動物の立場から人間中心主義を告発した小説。


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渥美饒児(あつみ・じょうじ)ブログ

〈作家〉
「ミッドナイト・ホモサピエンス」で第21回文藝賞を受賞。その後、エッセイ「ジョン・レノンをめぐる旅」・モデル小説「孤蝶の夢」を出版。平成13年1月、地元を舞台にした長編ミステリー小説「ジャパン・シンドロ−ム」を発表。
 平成16年4月刊行の「十七歳、悪の履歴書 」が、「コンクリート」と改題され、主演・高岡蒼甫、三船美佳にて映画化となる。
近著に『原子の闇』(上・下巻)がある。現在、新刊『沈黙のレシピエント』を中央公論新社より発売中ー。
       1953年生まれ、静岡県浜松市在住。
      

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孤高の作家「丸山健二」を読む
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      最近、立て続けに丸山健二のエッセイを読んでいる。彼は現代日本の文学界で最も私が注目している作家だ。1996年に『夏の流れ』で、当時最年少で芥川賞を受賞した。その後、次々に作品を発表しつつ、バイクで世界中を放浪した。妥協を排し、厳しい生活への意識から生まれた独自の死生観を表現し続けている小説家である。しかし彼は、突如として表舞台に現れなくなってしまった。以後、文壇とは一線を画して現在も作家活動をしている。

    「文学には、賞も出世も無用だ…」と公言して、長野県安曇野に終の棲家を得て文学と対峙している。人付き合いを断つために全身に刺青を入れようと思ったが金がなく、やむなく剃髪する。(小説家はヤクザな稼業だから、スジ者に見えてもしかたないということか…)文学に一切の妥協せず、常に想像力の限界に挑み続ける姿は、まさに孤高の作家と称するに相応しい。

     1991年に出版された『されど孤にあらず』(文藝春秋)では、己の望む小説が書ければ本が売れなくてもかまわない。生活できるだけの最小限の金があれば満足であるという。また作中では妻に向かって、「おれが死んだら力のありそうな身内に連絡しろ。誰もいなかったら誰かを雇え。通夜だの葬式だのと面倒なことはするな。坊主など間違っても呼ぶな。
     飾りも何もない棺に放り込み、おれがあらかじめ掘っておく穴に投げ込んで、さっさと土をかぶせてしまえ。地面は真っ平らにして、墓標の類いは一切立てるな。花や線香も供えるな。そして、あとは忘れろ。忘れて、2度とそこを訪れるな。 
     また、誰かに訊かれても絶対に場所を教えるな。特に仕事の関係者には言うな。死んでからも文学と関わるなんてことはごめんだぞ…」と告げている(よほどの理解者でなければ妻は務まらないだろう)。作家を志す人には、是非、読んでいただきたい一冊だ。

     また2000年に出版された『生者へ』(新潮社)では自伝として70年の人生を振り返っている。「いかなる権威にも屈することなく、いかなる集団にも頼ることなく、さりとて世捨て人に堕するわけでもなく、そのために支払う代償をものともしないで、どこまでも個人の自由という掛け替えのない精神と権利を求めずにはいられない激しい気性の持ち主こそが、真の創作者であり、真の生者たらんとする生者である。私は、真の生者の道をあゆんできたのであろうか…」(帯文より)。
     丸山健二の父親は小学校の国語教師をしていて、幼いころから文学好きの父に反抗する(小学校時代に教師の父親を持ち、本嫌いなところはだけは私と似ている)。普段、本をあまり読まない方でも、この自伝書だけは是非とも読んでいただきたい。

     現在、ノーベル文学賞に最も近い日本の作家は、村上××などではなく丸山健二であろうと私は思う。しかし彼が、これまでいかなる文学賞も辞退してきたように、今後もその栄誉に預かることはないだろう。とても私のような凡庸な人間には、真似のできない生き様である…。




     
    | - | 20:45 | comments(1) | trackbacks(0) | - |
    私も現役の日本の作家で、もっともノーベル文学賞にふさわしいのは、丸山健二だと思っています。私も丸山健二とノーベル文学賞に関し「虹の橋文芸サロン」というコーナーで触れました。お読みいただければ幸いです。でも、そんなふうに考える渥美さんや私はごくごく少数者だと思いますが。
    | はが じゅん | 2012/11/21 10:32 AM |










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